1回目のパン用ミックス粉で作ったフランス食パンは、フランス産小麦粉のおかげでバゲットのような美味しいパンが焼けました。
しかし焼き上がり後にホームベーカリーのパンケースにくっついて取り出しにくいという問題点はミックス粉を使っても改善できず。
ミックス粉は「バター不要!水だけ用意すればOK」ではありますが、少し何か油脂を加えないとパンケース問題は解決できない気がして、ミックス粉2回目はバターを加えて焼いてみることに。
ミックス粉にバターを加えて焼いたフランス食パンについてご紹介します。
HBでフランスパン、ミックス粉にバターを加えてみた
パン用ミックス粉に水180ccとバター10gを加えて焼いてみました。
本来のレシピではバター不要です。でも焼けたパンがパンケースから取り出しにくい欠点を改善するには、やはり油脂を少し加えた方がいいのでは?と。
バター10gを材料をセットする時に入れてみました。HBは食パン1斤用(焼き色普通)でスタート。
焼き上がり直後の写真は、1回目より山の高さも出ていて、表面も滑らかです。
バターを入れた方が確実にパンの窯伸びは良くなっていますね。
フランスパンミックス粉、バターを加えたらパンケースから簡単に取り出せた!
さあ、問題はここからです!
焼き上がったら、HBからパンケースを出してケーキクーラー(網)の上に取り出します。バターを加えた効果はあったでしょうか?
↓ ↓ ↓
見て下さい!スルリとパンケースから取り出せました♪
普通の食パンを焼いた時と同じように軽くパンケースを叩いて、ひっくり返しただけで気持ちいいほどきれいに出てきました。
パンケースの底にも生地が残らず、とってもきれいに出せました。
焼き色はサイドもカリッと良い色です。
たった10gのバターを加えただけで、こんなに取り出しやすいなら「バター不要」に拘らなくてもいいのでは?と思ってしまった程です。
でも、実は「バター不要」には大切な別の意味があることに後で気付くことになりました。
その別の意味とは?
フランスパンミックス粉、粉の風味を生かすならバターは入れない方がいい
バター10gを加えてきれいに焼けたミックス粉のフランス食パンは、カットしてみると中の生地もふんわりもちっとしていて、とっても美味しそう。
気泡も粗すぎず、程よい仕上がりです。見た目ではバターを加えた2回目の方が断然美味しそう。
外側はカリッと焼けていて、中のモチモチした生地とのコントラストがフランスパンならでは。
ところが、1枚食べてみると、、、
あれあれ?
1回目のフランスパンと味が全然違っている!
あの素朴で風味豊かだったフランス産小麦を全然感じられません。フランスパンというよりミルク食パンのような香りと味に。
美味しいのです、味はとっても美味しい。だけどあのバゲットの美味しい香りと味が全然しなくなっていました。
10gのバターのパワーは強力なのですね。パン生地に伸びとハリを与えてミルク風味を与えてくれます。でも、バターを入れてしまうとパンケースからは取り出し易いけれどフランスパンの旨みが消えてしまうことが分かりました。
HBでフランスパン、パンケースから取り出しにくいけどレシピ通りが一番美味しい
1回目はレシピ通り作り、2回目はバターを加えて焼いてみると、パンケースから取り出しにくいデメリットは、ミックス粉のフランス産小麦粉の風味を生かすメリットであることが分かりました。
普通のフランスパンコースで焼いた時もパンケースから取り出すのが大変だったけれど、とても美味しいパンが焼けて感動しました。
つまり、パンケースから取り出しやすいパンはバター(油脂)分量が多めのパン。パンケースから出しにくいパンはその分、粉の風味がダイレクトに味わえるパン。
せっかくフランスパンミックス粉を買ってHBでフランス食パンを焼くなら、例えパンケースから取り出し難くてもレシピ通りに作った方が絶対美味しいと思います。
そう考えると、HBでパンを焼く時にバターは仕上がりに大きな影響を与えているということ。いつも何となくバターを計量して入れていたけれど、たった10gでパンの味がこんなに変わるなんて。
失敗のような成功のような、何事も経験ですね。
まとめ
富澤商店で半額で買ったクオカ(CUOCA)のHB用フランスパンミックス粉で2回焼いてみた感想を書いてみました。
パン用ミック粉は少し割高な気がして今まで買ったことがなかったけれど、いつも自分で用意する材料では出せない美味しい味のパンが焼けることが分かりました。
クオカ(CUOCA)のHB用ミックス粉は種類もいろいろ、味のバリエーションも楽しめそう!
次は何味のミックス粉を買おうかな。また試した都度、ご紹介します。
▼クオカ(CUOCA)プレミアム食パンミックス粉にはいろんな味のバリエーションがあります
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