メープルの折込シートを使ってホームベーカリーで作る「ボローニャ風パン」は、その後少し改良を加えて毎回とっても綺麗に作れるようになりました。
改良したポイントと、綺麗な模様を作るための工夫について追記しておきます。
生地のレシピ・一次発酵・二次発酵の時間などは前回までと同じです。
▶前回作ったボローニャ風折込パンの記事はこちら
改良したポイント①三編みにひねりを加える
ホームベーカリーの生地作りコースでパン生地を作り、一次発酵⇒ベンチタイム⇒シートの折込までは前回までと同じです。
▼レシピや生地の作り方はこちらの記事
改良したポイント1つ目は「三編みのひねり方」
シートを折り込んで最後に長方形に伸ばしてから生地を三等分にカット。
一番上は切り離さずに残しておきます。
改良したところは、三編みのひねり具合です。
1本ずつひねりながら、三編みします。
そして、シートを折り込んだ面がなるべく上に向くように。
この部分が上になることで二次発酵で膨らみが良くなり、また焼き上がりの表面の模様も美しくなります。
改良したポイント②パンケースに入れる時の形
改良した2つめのポイントは、パンケースに入れる時(置く時)の形です。
前回は何となく置いてしまいました。でも焼き上がった時にもっと高さが出たほうが美味しそうに見えると思ったのでその点を改良してみました。
三編みが終わった生地の両端を少し内側に折り曲げるようにします。
そうすると、三編みの上下の部分に少し膨らみが出ます。
その形のままパンケースに置いて二次発酵します。
二次発酵と焼き時間の設定も前回と同じです。
「発酵+焼き」コースで、二次発酵60分(1.5斤)・焼色は「ふつう」
▼二次発酵前
パンケースに置いた時にはまだ小さいけれど、最後は膨らみますのでご安心ください。
▼焼き上がり
こんなに大きく膨らみました。
前回より高さが出て美味しそうに見えます。
改良後のボローニャ風パンの様子
2つの点を改良したおかげで、折り込みシートを使ったボローニャ風パンがホームベカリーで上手に作れるようになりました。
カット面を上に向けながら三編みをひねったことで上部の模様も綺麗です。
横から見ても美味しそう!
上部の折込した層が見えるだけで、パンを切る前からワクワク感も味わえるから不思議です。
改良後の断面
改良版ボローニャ風パンを切った時の断面です。
ただの渦巻ではない複雑なメープルシートの模様が楽しめます。また三編みを改良した成果でどこを切ってもいろいろな模様になります。
しっかり折込シートと生地をなじませてあるので、パンが膨らんでもシートとパン生地の間に空洞はほとんど出来ません。
メープルシートの甘い香りと、クオカのデニッシュパン生地レシピのおかげでホームベーカリーでもこんな立派なパンが作れるのです。
今までの記事一覧(少しずつ改良できました)
折込シートを使ったHBパンの記事は今まで3つ書いてきました。この記事が4つ目になります。
これまでの試行錯誤の様子は過去記事3つでご覧頂けます。
少しずつ改良してきたポイントと課題などもそれぞれに書いてあります。
ホームベーカリーのメーカーが違っても発酵時間や焼き時間を調整すれば同じように作ることが出来ますのでお試しください。
▼1回目の記事
▼2回目の記事
▼3回目の記事
まとめ
折り込みシートを使ってホームベーカリーだけでボローニャ風パンは作ることができます。
パンに折込シートを馴染ませて伸ばすことが一番難しいけれど、もし綺麗な層ができなくてもシート自体の味が美味しいので大丈夫。
何回かトライすれば綺麗な層は作れるようになります。
折り込みシートは、メープル以外にもキャラメル・チョコ・コーヒー・カスタードなどいろいろな種類が販売されています。
作る楽しみ、食べた時の味わいの両方を楽しめる折込パン、是非作ってみてくださいね。