使っているホームベーカリーはエムケー「ふっくらパン屋さんHBK-152」、この機種はヨーグルト発酵メニューが標準装備されています。
ヨーグルト発酵機能があるホームベーカリー「HBK-152」は、市販のヨーグルト・カスピ海ヨーグルト・ケフィアヨーグルトの3種類どれでも作る事ができるのです!
まず最初は、市販の「小岩井生乳100%ヨーグルト」を種としてヨーグルトを作ってみました。
MKホームベーカリーでヨーグルト発酵メニュー、基本の作り方
「HBK-152」のメニュー「15」がヨーグルト発酵機能。
市販のヨーグルト、カスピ海ヨーグルト、ケフィアヨーグルトの3種類を発酵することができます。さらに、完成したヨーグルトを種として次のヨーグルトも作ることができるんです!
今まではカスピ海ヨーグルト種菌を購入して作っていたけれど、スーパーで売っている普通のヨーグルトで美味しく何回か作れるなら、その方が経済的で簡単かも?
私は自宅でずっとカスピ海ヨーグルトを作っています。この数年は粉末で販売されている種菌を使ってキッチンで常温発酵させていました。
夏場は常温で6時間ほどで完成するけれど、寒い季節は24時間前後かかります。完成後は冷蔵庫に入れる必要があるため完成時間を考えながら仕込む必要があり、過発酵も何度かしてしまったり。
冬場でも確実な時間で作れる発酵器が欲しくなって、HBでもヨーグルトメニューがある機種があることを知り、この「HBK-152」を選びました。
HBでヨーグルトが作れるなら一石二鳥ですしね(←皮算用)
「HBK-152」には2個の計量カップが付いてきます。蓋も1つ付いていて、計量カップに蓋をセットするとヨーグルト発酵やホシノ天然酵母の生種おこしに使えるようになってます。
この蓋付き発酵カップでヨーグルト発酵させます。説明書によれば、500mlの牛乳パックでも作れると書いてあります。
1回目は、付属発酵カップ(250ml)で作ってみました。
ヨーグルト発酵メニューの作り方
手順はレシピブックに細かく書いてあります。
【ヨーグルトメニューで用意する物】
- パンケース(羽根はつけない)
- 発酵カップ(蓋付き)
- 牛乳(基本分量200ml)
- 市販のプレーンヨーグルト(基本分量20g)
- スプーン
発酵カップ・蓋・スプーンは事前に熱湯をかけて消毒しておきます。
市販のプレーンヨーグルトを種として使う場合は、
牛乳200mlに対してヨーグルト20g、が基本の割合です。
【ヨーグルトメニューの手順1】牛乳とヨーグルトを計量して混ぜる
1回目は、滑らかな食感で美味しい「小岩井生乳100%ヨーグルト」を種として使ってみました。
発酵カップに入れた牛乳をデジタルスケールに乗せて20gのヨーグルトを加えました。
よく混ぜてから蓋をします。
【ヨーグルトメニューの手順2】羽無しのパンケースに発酵カップをセット
ヨーグルト発酵にはパンケースを使います。羽根は付けません。
羽根を付けないパンケースをHBにセットして発酵カップを軸部分にのせます。
下の写真はパンケースを取り出して撮影。
パンケースの軸の部分に発酵カップを置きます。発酵カップは底が少し高くできていて軸の上に置けるような形状です。
固定するわけではないですが、安定感はありました。
【ヨーグルトメニューの手順3】発酵温度を設定してスタート
パンケースを先にHBにセットして、その上に発酵カップを乗せた状態です。
メニュー番号「15」の「ヨーグルト」を選び、発酵温度を選択します(低温・中温・高温から選択可能)
市販ヨーグルトを種として使う場合は、中温と高温を使うそうです。
中温発酵は8時間、酸味控えめなヨーグルトになると書いてあります。
高温発酵も8時間、一般的なヨーグルトに適した発酵温度と書いてありました。
初回は高温設定で作ってみることに。「高」モードを選択。
発酵には8時間かかります。完成時間が表示されます。それまでは待つだけです。
HBでヨーグルト完成!味・固さ・滑らかさはどう?
8時間後、ヨーグルトが完成しました!
HBはパンを焼く時のように高温にはなりませんのでご安心を。パンケースがほんのり温かになっている程度です。
完成したヨーグルトは冷蔵庫で冷やします。
冷やしたヨーグルトは、上部に少し乳清が浮いていて固まっていないようにも見えますが、スプーンですくってみると、中心部分は滑らかに固まっていました!
小岩井生乳100%ヨーグルトを「高温発酵」は成功?
小岩井ヨーグルトを種として「高温」で発酵させたヨーグルトは、滑らかで優しい固さのヨーグルトに出来ていました。酸味は殆どないクセのない味です。
でも、種として使った「小岩井生乳100%ヨーグルト」のクリーミー感はありません。
一応ヨーグルトにはなっているけれど、ミルク感も薄いです。
フルーツジャムを乗せて食べてみました。
味はヨーグルトになっています!
でも小岩井ヨーグルト独特のクリーミーな濃厚感が無いのです。違うヨーグルトみたいで少し残念。
完成したヨーグルトは種つぎ2回を目安に作れるそうですが、この柔らかさだと次回は期待できないので食べきって、次は中温発酵でチャレンジする事に。
残念!小岩井生乳100%ヨーグルトは中温では固まらなかった
小岩井生乳100%ヨーグルトは低温長時間発酵のヨーグルトだとパッケージに書いてありました。
2回目は、同量で発酵温度を「中」に変更して作ってみました。
しかし!
残念ながら、固形状には固まらず、飲むヨーグルト程度の緩さになっただけで8時間後も牛乳は液状のままでした。
冷やして飲んでみたところ、まろやかで美味しい飲むヨーグルトでしたが、、。
HB説明書にも「材料によって固まり具合や味が変わります」と明記されていました。
うーん、小岩井ヨーグルトの味は大好きだけれど、このHBでの発酵には適していないと判明。
初めてのヨーグルト作りは完了(涙)
まとめ
HBのヨーグルト発酵メニューを初めて使ってみて、1回目はやや成功、2回目は失敗に終わりました。
でも、作業工程がとても簡単で8時間発酵という時間が長すぎず短すぎずちょうど良いことも分かりました(夜セットすると朝完成、昼間より夜スタートの方が翌日パン作りにすぐ使える)
次は、「明治ブルガリアヨーグルト」を種として作ってみることに。ヨーグルトの種類によって違いがありそうだから、次回に期待☆
最初がダメでも、失敗は成功の素。
さあ、次のヨーグルトで再チャレンジです!
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